少し前の話。長らくお世話になったOffice2019くん、サポート切れに伴いお別れすることにしたので、(しぶしぶ)新しい2024を買った。サポート終了日前日に。夏休みの宿題は31日にやるタイプ。
通販サイトで決済して諸々の手筈を整え、インストール自体はつつがなく完了した。その手前でMSアカウントが凍結されているという問題はあったけど、今回の話はそっちじゃない。
Office2024を買ってインストールしたはずなのに、何故か2021が起動したのである。なんでだよ。2019に戻るならまだ分かるけど、その2021どっから出てきた???
ここで先に結論から言うと、そのへんの事情を何も気にせずに最初に表示される画面の指示に従い、事前に紐づけしたMSアカウントでログインすることで何事も無かったかのように2024がコンニチハする仕様だった。そんなの分かるか!
最初MSアカウントでログインするのではなくプロダクトキーを入力していて、そこでライセンス認証が通らなかったのでかなり焦った。なにこれ一旦アンインストールするべき?サポートに確認するべき?焦ると本来やるべきことが見えなくなるもので、あやうく余計な手間を増やすところだった。こういう時こそ落ち着いて余計なことはせず、まずは画面の指示に従うことが肝要である。
しかも不思議なことにインストール直後はコントロールパネルでの表示も2021だったものの、その後いつの間にか2024になっていた。なんで……?
落ち着いた頃に改めてよくよく調べると『Office2024は、アプリのバックステージで以前のバージョンのOfficeとして表示される可能性があります』という記載のあるマイクロソフトのページに辿り着き、ようやくこれらの事象が仕様であることが判明して一安心。というかそれ、もっと分かりやすいところに書いておいて……。
コントロールパネルや設定アプリで表示されるバージョン名も、最新の更新プログラムが適用されると自動的に2024になるらしい。事前に2024への移行手順を予習?したけど、そんなこと誰も書いてなかったよ……。当たり前だから誰も書かないの……?
こうなる理由は以前のバージョンのOfficeのライセンスが同じマイクロソフトアカウントにあるらしいけど、このアカウントには2021どころか2019も入ってなかった点に関しては謎ではある。とはいえ今のところ2024で動いているので、解決したということにしておきたい。
一番焦っている時に似たようなトラブルが起こっているという書き込みを見てちょっと助かったので、自分の話も一応書いておこうと思いました。だいぶ時間が経ってしまったのはゆるして。
おまけ
今回の作業手順は以下の通り。
そういえば人生でOfficeのバージョン移行をしたことがなかったので(だいたいPCごと買い替えていた)、どうやればいいのか分からずちょっと迷ったのでメモ。次に移行する時はもう365しかない気がする。
①Office2024を買う(今回は通販サイト)
購入後に届いたメールの内容に従ってMSアカウントでログインしてプロダクトキーを紐づけ、セットアップ用のファイルをダウンロードする
②今まで使っていたOffice2019をアンインストールする
③Office2024をインストールする(5分くらい待機)
④何でもいいのでOfficeを起動すると2021になっているけど、気にせずそのまま画面の指示に従って紐づけしたMSアカウントでログイン(プロダクトキーの入力では進まなかった)
⑤利用規約に同意するとOfficeは起動して2024のライセンスにはなるけど見た目は古いバージョンのまま、一旦閉じる
⑥再度Officeを立ち上げると2024の画面に切り替わる
⑦その後更新プログラムが適用されると表示がすべて2024に切り替わる
人によってはOfficeが起動してもバージョンが古いままで、ライセンスの切り替えをしてようやく2024になるパターンもあるとか。謎。
あと2019でもOutlookを使っていたので事前に移行用の.psdファイルを用意してあったものの、2024に切り替わった時点で2019の環境がそのまま残っていたので特にやらなくても良かった。でも万が一残っていなかったら困るので、バックアップとして用意しておいた方がいいとは思う。

