1/12 クレナフレックスファイナルエディション製作#6

モケイ,ゲームセンター,ペーパークラフトクレナフレックス,製作中

クレナフレックスFE61

気になるところはたくさんあるけど、キリがない。ということで完成だ!

というわけでクレナファイナルエディション製作ログ完結編。残りはダイジェストで一括お届け。
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去年の年末に気に入っているフィギュア以外は大分整理したので、お気に入りでずっと飾りっぱなしのゲンムと一緒に撮ってみましたが、やっぱり違和感しかなかった。

完成まで一気に

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コンパネのボタンを作る。
OPPテープを貼ったレーザープリント済みのコピー用紙を、黒い紙を2枚重ねて厚みを出した土台にに貼り付けてボタンにする。3ボタン目は使わないので、3つ目は厚紙用紙の切れ端を土台にする。

プレイ回数と金額表示は差し替え式なので窓だけくりぬいておく。

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シール類。ガンプラのデカールの如く、貼るだけで満足感UP。
これらもレーザープリント+OPPテープ。シール用紙に印刷しない理由は、接着剤で位置決めした方が貼りやすいから。インクジェットで印刷しない理由は、このサイズだと潰れて読めなくなるから。

この作り方は昔からやっているので今のプリンタならそれなりに綺麗に出るかもしれませんけど、OHPシートのにじみ方を見るとあんまり期待できなさそうで……。

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キャッチャーの支柱部分を作る。
軸は3mmプラ棒。その上に5mmと8mmのプラパイプを重ねる。プラパイプたったこれだけ(実際にはもう1個分あるけど)のために1袋買うのが惜しくて代替作戦考えたものの、良い考えが浮かばず結局購入。

あと8mmプラパイプの内径5mmって書いてあったけど、明らかに5mm以上あってゆるゆるにも程がある。タミヤセメントでガッチリ固めたものの、ゆるゆるすぎたので多分センターでは接着できていないと思う……。

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アジャスター。軸は2mmプラ棒。底は4.5mm径の1mmプラ板。1mm1枚はポンチで綺麗に抜けないので0.5mmを2枚重ね。ナット部分は3mmプラ棒。

問題は軸の2mmプラ棒。2mmって書いてあるけどそれは表記上で、実際には2.1mmある。なので、表記を鵜呑みにして軸を通す穴として2mmの穴を開けたら当然入らない事態に。
最初から2.2mm前後のドリルを持っていればよかったものの、手持ちに無いので2mmからヤスリでどうにかしようと頑張ってみたものの、そんな加工している手間を考えると500円くらいでドリル買った方が早いので買いました。まあ、これで残りの2mmプラ棒の加工は安泰(使う予定は今のところない)。

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設定用のボックスと金庫のボックスを取り付けて、外装部下側の金属部分を貼り付けます。
ここはサテンシルバーのテトロンシールを厚紙用紙に貼り付けて、それを接着する方法です。なんでわざわざこんな面倒くさい方法をしているのかは、さっきと一緒で位置決めの難易度が高すぎるから。
ボンドならざっくり置いてから微調整できるけど、シールはそれが効かないし、これに至っては貼り付ける相手が一番大事な外装部分なので失敗したらマジで再起不能。

ただその貼り方を考慮するのを忘れていて、貼り付ける相手の厚紙用紙を鏡面印刷するのを忘れたため、ちょっとごまかして使ってます。見栄えがちょっと悪くなったけど、作り直すのも嫌だった……。

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背面部分はもう1パーツ、背面をふさぐときのためのパーツを接着する予定だったものの、実はここに関してはどう処理するか決めないでスタートしていて、結果最後まで後回しにしてました。
そしてこのパーツが天井パーツと干渉することが分かったので、天井パーツまるごと作り直す羽目に……。

どうせ接着が悪くてゆがんでいたところなので、作り直すチャンスが出来てラッキーだったということに……。

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実機のガラス扉に相当する部分のクリアプラ板のセット位置を確認。
これ今回一番こだわった部分で、以前までは筐体の外装部分にクリアプラ板を受けるパーツを別で作って貼り付けてあって、それはそれでまあ必要最低限の機能はあったものの、見栄えがとにかくよろしくないので改良したかったポイント。

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今回は筐体の外装部分を4層構造にしていて、3層目が厚みのあるボール紙になっていて、その厚み分でクリアプラ板を受けるような仕組みになってます。なので内側から覗き込んでも以前のようにパーツが見えることが無くなって、内側がスッキリ。

ただこの構造、めっちゃくちゃ手間がかかるけどこうやって説明しないと他人には伝わらないので、手がかかっているようには見えないのが難点といえば難点かもしれない。

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筐体外装部分の正面-側面パーツ。組んで数年経過しているため、この時点で既に経年劣化済みなのかちょっと悲しい。

構造は前述の通りの4層構造。だいたい思った通りに出来たんですけど、内側の扉枠部分だけ構造的にたわんでしまっているのが失敗。
内側のグレーの枠分はこの数mm分しか残ってない状態で、中にクリアプラ板を挟みこむ構造上枠部分はどことも接着出来ないので、その上下でしか留めてないです。なので浮いている枠部分がやっぱりたわむ。

分かっていたけど、クリアランス的にもう1枚貼れる余裕なさそうだし、何より2枚貼るのが面倒だって外側部分作って分かったので……要は横着したら、やっぱり駄目だったということです。

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スウィートカプセルランドとの比較。
スウィートの方は1/24くらいなので、大体倍くらいのサイズ感ですかね。

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自分で入れておいてなんだけど、うっかり変な落とし方をしてパーツ壊れたらどうするんだと思った(クレナの方もスウィートの方も)。

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アームのツメと、扉の裏に取りつける細かいパーツ。

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背面-底面パーツ。
正面から背面まで全部繋げて1パーツにしたいんですけどA4では収まらないので、こういう分割に。

底面には1mmのプラ板を接着。アジャスターはプラ棒軸なので、接着しやすくするためにプラ板を入れてます。アジャスターを受けるだけならプラパイプでもいいんですけど、どうせなら本体の強度も上げておきたいので。おかげで底がガッシリしたのでこれは入れて正解。

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Rのピラー部分にテトロンシール貼り付け。
この長さを綺麗に均等に曲げられなかったので、本体と同じく何本か筋を入れてそこで折ってます。なので近くで見ると折り線が見えるんですけど、折れ線入れずに曲げると均等なRにならなくてかえって見栄えが悪いため、折った方がマシという判断に。

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筐体内側のパーツ。

これも今回の改良ポイントで、今までは内側のパーツを外装パーツに直接貼り付けしていたものの、それだと組みつけが悪くて外装パーツをねじるっていうことが前回分かったので、あらかじめ内側のパーツの位置決めガイドの土台を用意して、そこに置けば位置が決まるつくりにしてます。

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正面と側面をまずは底面と固定。側面と背面は固定してないものの、パーツとしてはこれで外装部分が一体化。

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筐体内側のパーツを接着。
途中で右側面内側の扉枠をひっかけてちぎってしまい、直したけどたわみが出る事態に。
一旦切り飛ばして何とか修正。切ったところは見たら分かるけど、下の方なのでパネルベースを入れたら見えなくなる。

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右側はたわんでいないので、片方だけたわませておくわけにもいかず……。

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筐体内側のパーツを全部収めるとほんの気持ちだけですが右側寄りになってました。組んだ本人しか分からないくらいですが。
構造上は多少のクリアランスは見ていたものの、ほぼギリギリだったので無事に収まって本当に良かった……。

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背面を接着して天井パーツも接着したのでキャッチャーパーツと筐体内部のパネルベース部分をセッティング。

今回天井に開口があるので中が明るくて良い感じ。
ただサインボードを固定するパーツが開き気味で(設計が悪い)、きっちり閉じている前提で作ったキャッチャーパーツを移動させるレール部分がゆるくてすぐに落ちる。ストレス溜まるけど、使えるのでとりあえず続行。

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天井部分。元々筐体内部の明るさ確保のためだったものの、作ってみたらここが開いてないと中に手が入らないので必須だった。

前回は天井パーツまるごと脱着式で、あれの方がメンテはしやすかったものの、見栄えが悪いのと本体を閉じた構造にしないと強度が出ないので、今回は天井も一体化。

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塗装間際になってアジャスターの出来が悪いと思い、作り直す。

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取り出し口の扉を稼働させるためのパーツをセット。
あんまり綺麗に動かないけど、OHPシートをそのまま貼るよりはマシ。OHPシートの発色の悪さが気に要らないので、もし作り直した時に交換できるように固定は両面テープ。

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本体側の取り付け部分にもOPPテープを貼ってあって、両面テープで取り付け部分が痛まないようにしてます。

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そしていきなり完成(最後すっ飛ばしすぎ)。

不満も不足もあるが、1/12スケールのクレナフレックスには見える。だから完成ということにする。
正直作り始めた時の想定の3倍はしんどかったです。こんな面倒くさいものよく考えて、よく組んだな自分……。

(おわり)