カッティングシート手切り道/MX-30
カッティングシートがあったので切ってみた。当然手切りで。
カッティングシート手切り修行
カッティングシートを切る専用の道具というものがこの世には存在する。カッティングプロッタ。
ペーパークラフトの部品を切り抜くのも使えるので、ペパクラ作りまくっていた頃に一度本気で買おうか悩んだ時もあったけど、そうやって切り抜くためにはのりしろまでデータにして作らないといけないことになるので、それが面倒くさいなと思って結局導入しなかった。のりしろはつける位置だけは決めて、細かい大きさとかは毎回テキトーにその時の感覚で切っているスタイルだったから。
あの頃に欲しかった機種はもう廃盤になっていて、今から買おうと思ったらもうちょっとお高いやつになってしまっていた。あの時買っておけばよかった。でも紙にせよカッティングシートにせよ、それを切るだけのために数万の機械買うのはね……よっぽど使わないと元が取れないよ。
そんな訳で機械は無いけどぺパクラづくりで散々カッターは握ってきた、そっちは慣れてる。やってみよう。上手くいかなかったらいくまで修行すればよいのだ。
カッティングシートを手切りする方法はググればいくらでも見つかるけど、簡単に説明するとカッティングシートの上に切り抜きたい図案を印刷した紙をのりでくっつけて(接着力弱めのやつがいい、緑のフタのシワなしPITを愛用)、あとはその通りにカッターで切り抜くだけ。カッティングシートの土台の紙まで切らないようにだけ注意するけど、まあ多少切れてもなんとかなる。カッター使うもの全般のお約束で刃は常に新品にする。
SKYACTIV TECHNOLOGY。
切り抜き用のデータは自作。グランツーリスモ7でLM55を買ってスクショしてトレースした。探せばネットにはいくらでもあるかもしれない。ロゴのトレースもペパクラ作りでよくやっていたので、今回やっていることは完全にペパクラ応用編。人生どこで何が繋がるか分からないものだね。
このフォントは好きだったんだけど、MX-30の第7世代からは今のフォントと入れ替わってもうどこにも使われていない。うまいこと切れたら車内のどこかに貼ろうかなと思ったけど、ご覧の通り惨敗したのでサイズがピッタリだったレザークラフト用道具入れに貼っておいた。これのどこに何のテクノロジーがあるのだろうか……。
とにかく線はガタガタだし、何故か全然関係ないところを切っていたりして図案がどうこういう以前の失敗だった。特に下段のTECHNOLOGYの方は定規使うの面倒になって全部フリーハンドで切ったので線が全然揃ってない。フリーハンドでカッター使うの、そういえば全然得意じゃなかった。
ペパクラ作る人はカッターだけで切り出す人もいるけど、個人的にはほぼハサミで、細かいところだけカッター使う派だった。直線をスパッと切るなら定規+カッターの方がきれいなんだけど、よく定規を滑らせて切るのを失敗していたので、印刷し直すのが面倒になって最終的に多少線がヨレても安全に切れるハサミ派になった。
つまり言うほど私はカッター使いが上手くなかった、そうだった。次いってみよう。
魂動。字面の時点でカッコイイ、優勝。しかしマツダ乗り以外には読めない。
本来は下に存在するsoul of motionの英文は小さすぎるため省略。これもGT7のLM55のデカールからのトレース。
amazonにこんな感じのステッカーが売っていたけど、自分で作ったらサイズも色も自由自在で超安上がりである。もちろんきれいに切れるなら、という条件はつくけど。やっぱり欲しいぞカッティングプロッタ。
上の写真は切り抜く前。白のカッティングシートに魂動の文字を印刷したコピー用紙を貼り付けたところ。ここから黒い部分を切り抜く。
切り抜くとこうなる。台紙の部分は残る力加減で切るけど、動の細かいところは完全に抜けてしまっている。バラバラにならない程度なら問題ない。あまりにもざっくり切れてしまったら裏からテープで補強。
SKYACTIV TECHNOLOGYは直線ベースのフォントだったのでキッチリ切れないと粗が目立ったけど、魂動は筆文字で元々まっすぐな線がほぼ存在しないので手切りでもまあまあ見られるものになった。手切りするなら魂動の方がオススメ。
貼り方はこの上に透明のフィルムみたいなやつを貼って、それに一旦写してから貼り付ける。これくらいのサイズならマスキングテープでも代用できるけど透けない分だけ位置決めが面倒くさくなる。
思いのほか自己満足度が高かったのでMX-30のドアに貼っておいた。ただ何も確認しないで何となく貼ったら、ここはドアを開けないと見えない場所だった。良かったのか悪かったのか。
しかしSKYACTIV TECHNOLOGYの方が下手すぎたので、もうちょっと上達したいところ。